服ログ

ドメ好き・地方都市在住の服好きが、つぶやいたり情報発信したりするブログです。

ファクトリーブランド、その魅力に迫る。

 ようやく気温が落ち着いてきた、今日この頃...しかしこの3連休、既に2日が経過しましたが、最高気温が30℃近くに達していました。気になって少し先の天気予報を見てみると、あと1週間先まで29℃くらいの予報になっている。結局、日中はもう少し半袖で快適に過ごせるくらいの気候ですね...しばし我慢。

 とはいえ、朝晩はようやく1枚羽織れるくらいの気候になってきました。そこで私は、夜の外出時にはかねてから温めておいた、KANEMASA PHIL.のシャツに袖を通すことにしました。KANEMASA PHIL.というブランド、ご存じでしょうか。いわゆるファクトリーブランドというヤツです。

 ファクトリーブランドとは、アパレルメーカーから製造を請け負っている工場が、独自に企画したブランドのことです。その存在感は年々増しており、このところよく名前を見かけるブランドも増えてきました。

 

 今回は、

・ファクトリーブランドの特長

・オススメ&個人的に気になるファクトリーブランド

 について、お話しすることに致します。

 

ファクトリーブランドの何がいい?

 

 まず挙げられるのが、品質と価格のバランスの良さです。

 当たり前の話ではありますが、通常はアパレルメーカーが企画、デザインしたものを工場が織り上げることで、服が出来上がります。企画・デザインと生産は、分業であることが一般的なんですね。

 一方でファクトリーブランドの場合、企画・デザイン・生産を自社で完結します。自社で一貫して完結させることによって、製造コストを抑えることができるということです。

 それでいて品質の方はというと、ファクトリーブランドの多くが様々なブランドから依頼を請ける立場ということで、高い技術と多くの実績を持っており、これが品質の良さに繋がっています。名だたるブランドの服を手掛けてきた工場も多く、こういったところは素材の開発にも力を入れていることが多いです。

 このように、価格を抑えた服を、良い意味で価格の割に合わない品質で、私たち消費者へ提供することができる。これが、ファクトリーブランドの強みであり、支持される理由です。

 デザインに関しては、スタンダードでベーシックなアイテムが多い傾向にあり、ともすればデザイン性に乏しいと捉える方もいるかもしれません。しかし、肯定的に捉えれば、高品質でプレーンなアイテムはデイリーユースに取り入れやすい、と捉えることもでき、私のように後者の捉え方をする人にとっては、魅力的に映ります。トレンドに左右されず、普遍的に長く使える高品質なアイテムが重宝するのは、間違いありません。

 

 オススメのファクトリーブランド

 

①BATONER

 

 「今、最も存在感のあるファクトリーブランドは?」と聞かれたなら、私は真っ先にBATONERを挙げます。服好きなら、その名前を聞いたことがある、持っているという方も多いことでしょう。創業70周年のニットメーカーである、「奥山メリヤス」のニットウェアブランド。ブランドは2013年にスタートしており、今では色々なショップとの別注アイテムも幅広く作っています。

 私は2年前にSIGNATURE DRIVERS KNITを購入しましたが、手に取り試着したときの感動は今でもなお覚えています。肉厚贅沢な生地感、そしてファスナーを上げ切っても全くチクチクしない、柔らかな首まわりの感触。時代を問わず使いやすい、品良くほどよいリラックスシルエット。極めつけは、シーズンを通してヘビーユースしても、ほとんど毛玉が生成されないという耐久性。

 他ブランドで同等のものを選ぼうとすると、少なくとも2~3万円くらいは追加で出さないと買えないんじゃないかと思わせるクオリティです。あまりのコスパの良さに、昨年に色違いで即決購入したくらいにはオススメです。まさに、価格に対してのクオリティが見合わない、ファクトリーブランドの良さを象徴するようなアイテムです。

 ドライバーズニットはぜひ一度手に取っていただきたいですし、ドライバーズニット以外のアイテムも入手したいと思わせるブランドです。

 

KANEMASA PHIL.

 

 1964年に創業した、「カネマサ莫大小」が2021年に立ち上げたブランド。こちらもニットウェアブランドなのですが、スウェットやシャツの人気が高いようです。

 冒頭で触れたように、私は今年の8月にシャツを仕込んでおきました。今や、ドメブラでシャツといえば3万円から、素材やデザイン性を追求すると5万円前後、それ以上も少なくないという状況ですが、購入した46G Modest Shirtはアンダー3万円。生地はコットン・ナイロン混紡で非常に滑らか、落ち感が素晴らしい。実際のアイテムについては、次回ご紹介できればと思っています。

 

CIOTA

 

 岡山に拠点を構える縫製工場、また生地製造販売会社である「株式会社シオタ」が2019年に立ち上げたブランド。コットンによる服作りを得意としており、岡山に拠点を構えるだけあって特にデニムのパンツやジャケットは豊富なラインナップとなっています。そのほかにもチノ系のアイテムやミリタリー系のアイテムも確認できます。

 コットンはスビンコットン以外は使用していないということで、ファクトリーブランドの特徴である素材への拘りがうかがえます。メンズのアイテムはミリタリーから着想を得ているものが多くみられるため少々無骨さを感じるものが多いですが、ゆとりのあるサイジングや上品な色づかいにより、上手く中和されている印象です。

 今はCIOTAのアイテムを持ってはいませんが、これから年を重ねて小綺麗な渋さが欲しくなってきたときに、いい雰囲気が出せそうだなと思って注目しています。

 

 毎回触れている気がしますが、ドメブラも価格帯がジワジワと上がってきており、今まで以上に気軽に何着も購入することが難しくなっていると思われます。そんなとき、ファクトリーブランドはそのコスパの良さで、大きな力になってくれることでしょう。

 今回ご紹介したブランド以外にも、まだドメブラのファクトリーブランドは存在しています。ご紹介したブランドも、そうでないブランドも、ぜひ一度、その手に取ってみてはいかがでしょうか。